スクラントン現実錨・ヒューム値・カント計数機って何?財団用語を説明してみました。

財団用語

SCPシリーズを読んでいると、しばしば『スクラントン現実錨(げんじつびょう)』という装置が登場します。特に現実改変に関係するSCPで出てくることがありますが、スクラントン現実錨を具体的に詳しく説明しているページが見当たらなかったので、今回はこのスクラントン現実錨を説明してみたいと思います。また関連用語であるヒューム値・カント計数機の説明もしてみます。

※公式の設定として決まっているわけではないので、スクラントン現実錨が出てくるSCPやTale(SCPシリーズやその設定を基に作られた二次創作的なストーリー)の記述から説明してみます。

2017年12月4日、ヒューム値について説明を追記。

スクラントン現実錨とは

スクラントン現実錨(Scranton Reality Anchor , SRA)は現実の正常性を保つ目的で開発された装置で、空間のヒューム値を一定の値に固定することが可能です。現実の歪曲や改変といった異常を無効化する手段として利用されます。

ヒューム値とは

ヒューム値という新たな財団用語が出てきて戸惑いますが、FAQ;~ヒュームって一体全体なんだ? – SCP財団によると、ヒューム値というのはある範囲における現実性の強度や量を示す値で、ヒューム値が低い空間内では普通の人間でも現実改変を行うことが可能。逆に高い空間では通常の空間よりも現実改変が行われにくくなる。

現実改変とは文字通り現実を「改変」すること。ここでいう「改変」には特に制限がなく物理法則に反していても問題ない。自由に物体の生成・消滅・操作等あらゆることを思いのままおこなうことができる。現実改変能力を持つ者は現実改変者(Reality Bender)と呼ばれ、現実改変者のヒューム値は周囲のヒューム値よりも高いため現実改変が可能となる。その能力故財団からは危険視されており、場合によっては即時終了措置が取られることもある。(現実改変者の代表例 SCP-239 – ちいさな魔女)

ヒューム値に話を戻すと、通常の空間のヒューム値は1になります。単位はHm。スクラントン現実錨はヒューム値を2Hmに固定することで、現実歪曲・現実改変を防ぐ。

ヒューム値は、ヒューム基準を基に測定されます。ヒューム基準は、スクラントン現実錨でヒューム値を100と0に固定した、2つの小型現実空間が基となっています。

ヒューム値を測定する装置はカント計数機と呼ばれ、上で述べた小型空間への2つのポータルによって構成されています。

SCP-2000での描写

スクラントン現実錨は、SCP-2000の中に登場したのが初出のようです。SCP-2000内の説明によると、スクラントン現実錨は、SCP-2000の初起動よりも先に、ロバート・スクラントン博士によって1889年に開発されました。この装置は、”[データ削除済]から回収された、常人の現実歪曲ポテンシャルを増強することによって、現実の正常性を増幅するアーティファクト” から着想を得て開発されたようです。

SCP-2000では、スクラントン現実錨はSCP-2000を敵対的異常から守るために用いられ、SCP-2000の外層は、20m毎に、六角形型に並べられたスクラントン現実錨(SRA)で囲まれています。SCP-2000は一言で説明すると、人類が滅亡した際に現文明を復活させるためのいくつかの機能を持つ大規模な地下施設になります。

スクラントン現実錨の本体および回路の大部分は耐腐食性の銅ベリリウム合金製で、銅ベリリウム合金を生産するコストのため、効果範囲が2立方メートル以下のものに限り導入されているそうです。

スクラントン現実錨が登場するSCP

スクラントン現実錨が登場するSCPは以下の記事をご覧ください。

スクラントン現実錨が登場するSCP一覧

ちなみにロバート・スクラントン博士はSCP-3001 – レッド・リアリティにも登場します。こちらは精神的にきついホラー作品ですが、評価の高い作品ですので、興味がわいた方はぜひご覧ください。

An FAQ; Or, What The Hell Is A Hume?
by Jekeled
www.scp-wiki.net/and-this-one-explains-humes
FAQ;~ヒュームって一体全体なんだ?

SCP-2000 – Deus Ex Machina
by FortuneFavorsBold
www.scp-wiki.net/scp-2000
ja.scp-wiki.net/scp-2000
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