こんなことはもうやめてくれ…… 胸糞注意なSCP作品まとめ

SCP紹介&内容整理
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数多くあるSCP作品の中で、ある意味SCPらしいとも言える、思わず目を背けたくなるような胸糞注意なSCPを集めてみました。苦手な方はお戻り下さい。

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胸糞注意なSCP

SCP-089 – トペテ

まずは、こちらの作品から紹介します。

SCP-089は翼と牛の頭を持った人型生物の像。普段は異常な点は見られないが、まれに言葉を発する。

その内容は伝染病、自然災害、大量虐殺の発生を比喩的な言葉で説明するというもの。もちろん異常性はそれだけではなく、現実の世界でも実際にその通りの事象が発生する。ただし、それらの事象はプロトコルM8により終結させられる。やったね!

 

 

え?プロトコルM8は何かって?

 

 

……見なかったことにしない?

 

SCP-089 – Tophet
by spikebrennan
http://scp-wiki.net/scp-089
作成年:2012
作成年:2013

SCP-231 – 特別職員要件

続いては、本家のSCP殿堂入りコレクションでもある胸糞作品です。異常存在から人類を守るためなら、犠牲者が出ることも辞さない財団の性質を端的に表しているように思えます。

SCP-231はカルト教団から救出された、危険すぎる”胎児”を宿した7人の女性。SCP-231の死亡または胎児の出産は、多数の犠牲者を出す惨事の引き金となるが、既に7人のうち6人は殺害または自殺で死亡しており、数多くの者が犠牲となった。

現在はSCP-231-7のみが生存しているが、回数を重ねる毎に惨事の規模が大きくなっており、SCP-231-7の死亡または胎児の出産はXKクラスの世界崩壊シナリオに繋がる可能性が非常に高い。

そのため財団は惨事の発生を防ぐ方法である処置110-モントークを制定し、Dクラス職員によって24時間に1度この処置が実施されている。

処置110-モントークの内容は不明ですが、O5-██によると、”とても悲惨”なものであるようです……。

 

 

SCP-231 – Special Personnel Requirements
by DrClef
翻訳者・作成年不明

SCP-1357 – 子供のための遊園地

こちらはその名の通り遊園地のSCP。この遊園地には通常の遊園地にあるような乗り物から、知性を持った食べ物や動物、瞬間移動装置、異次元への扉などの超常的なアトラクションまであり、チケットを持って遊園地にやってきた家族は全て無料で遊ぶことができる。

しかしSCP作品にそんなうまい話などあろうはずもなく、やってきた家族の子どもを……。

 

SCP-1357 – The Children’s Park
by azzleflux
http://www.scp-wiki.net/scp-1357
翻訳者・作成年不明

SCP-3017 – 要注意人物

続いては人型オブジェクトが登場する、後味の悪い作品です。

SCP-3017は、フレイザー・メルブルックという名の初期収容当時25歳だった男性。幾つかの異常な団体と深い繋がりを持っていると考えられていた。

その主な異常性はSCP-3017を目視、あるいは会話を行った者に発生し、1分あたり1~5%の確率でSCP-3017の犯罪歴とその暴力的な性質を認識する。さらに長時間曝露した者は、SCP-3017を確実に収監しようとする衝動を経験し始め、強迫的もしくは暴力的な行動へ至る。

SCP-3017の副次的な異常性は、長期間の収監を回避する能力として発現し、収容に際して深刻な障壁となる。しかしSCP-3017の主要効果に対して完全な免疫を有する者達(SCP-3017-1と指定)を収監する・傷付ける・殺すと言った脅しをSCP-3017に対して行うことによって軽減できる。

脅しが有効なSCPに対して財団がすることとは……?

 

SCP-3017 – Person of Interest
by Waterfire
http://www.scp-wiki.net/scp-3017
作成年:2017
作成年:2017

SCP-026-JP – 現代のハイヌウェレ

こちらも人型オブジェクトの作品です。SCP-026-JPは日本国籍を持つ1█歳の女性。オブジェクトクラスはSafe Euclid。

その異常性はSCP-026-JPの涙液・尿・血液は飲料や液体の食物に、吐瀉物・糞便・体組織は固体の食物に変化するというもの。これらはすべて調理され、タンパク質を含んだ有機的材料によって構成されている”食器”に盛り付けられた状態で現れる。

あんなことさえなければ、Safeだったのに……。

 

by tokage-otoko

http://ja.scp-wiki.net/scp-026-jp
作成年:2013

SCP-189-JP – ガラスの心、ガラスの門番

今まで紹介してきた作品では胸糞なのは必ずしもSCPの異常性によるものではありませんでしたが、こちらもそうでした。

SCP-189-JPは、███に存在する██ダム、およびその放水口。放流管ゲートを通ると、SCP-189-JP-1と呼ぶ異常空間に行くことがでる。またその場所に存在した町に住んでいたと考えられる人型オブジェクトはSCP-189-JP-1A群と指定されている。

SCP-189-JP-1A群は、体全体が水晶でできており、物理的損傷に対し非常に強靭。人間と同等の知性を有しており、発話も可能。食事は主に、SCP-189-JP-1の地下から採掘される水晶を含んだ鉱物で、必要な道具や建物も採掘した水晶で製造されていた。SCP-189-JP-1A群の町は、破壊直前までは107名の住人がおり、非常に文明的かつ、平和的な生活を送っていたものと考えられている。

3名の来訪者が来るまでは……。

 

作成年:2014

SCP-268-JP – 終わらない英雄譚

こちらのは、SCP自体が胸糞な作品です。SCP-268-JPは悪意に満ちた無限ループを発生させる本のSCP。この作品はSCP財団殿堂入りコレクション-JPに選ばれており、評価の高い作品ですが、その胸糞さも相当なものとなっています。

SCP-268-JPは、”救命を行った死亡者”により”救命された人物”の前に現れる本のオブジェクトで、出現時点では、『[“救命された人物”を想起させる表現]を救った、[“救命を行った死亡者”を想起させる表現]の英雄譚』というタイトルがついている。

“救命された人物”がSCP-268-JPに触れると、”救命された人物”は消失しSCP-268-JPに登場する。そして過去に”救命された人物”の”救命を行った死亡者”も死亡時の姿と記憶で登場し、24時間ごとに様々なシチュエーションで”救命を行った死亡者”による”救命された人物”の救出劇が繰り返される。

この際、”救命を行った死亡者”は助けるか否かの選択を迫られ、助けることを選ぶと、”救命された人物”は救命されるが、自身は死を迎え、新たな章で再度救出劇が始まる。諦めれば、”救命された人物”は死亡する。

詳しくは過去の記事をご覧下さい。

http://scpnote.com/archives/scp-268-jp.html

 

by home-watch
http://ja.scp-wiki.net/scp-268-jp
作成年:2014

SCP-565-JP – 手のひらヒーローズ

このSCPも悪意に溢れています。SCP-565-JPは人類に対して極めて敵対的な全長80mmの四体組の人形(SCP-565-JP-A~D)。

SCP-565-JPは毎年4月1日18:00に活性化し、生物のように動き始め、SCP-565-JP-Aから最も距離の近い満7~12歳までの少年(以降SCP-565-JP-1)の元に転移し、少年に対して対象との間に非常に強い友情意識と執着を発生させる。

そして毎年6月30日18:00に終末期に移るとSCP-565-JP-1は危篤状態となり、極めて強い苦痛を訴えるが、SCP-565-JPが人類にとって有益な発見、発明を消去することと引き換えに少年を救う。

ただし少年は2時間以内に……。

 

by alohatengu
http://ja.scp-wiki.net/scp-565-jp
作成年:2014

SCP-3000-EX – 改造された医療用ベッド

続いては解明を意味するオブジェクトクラスであるExplained(エクスプレインド)の作品。Explainedは過去にSCPだったが、異常性が解明され普通になった、または問題が完全になくなったオブジェクトです。

SCP-3000-EXは、当初は精神影響型の特性を持つと仮定されていた、4台の改造された病院用ベッドとその他の物品群の総称。発見時、病院用ベッドには、ステーキナイフによるものと思われる深刻な臓器損傷・内臓摘出により死亡した死体があり、その現場の異様さから財団エージェントらは医療用ベッドまたはその他のSCP-3000-EX要素が強制力を働かせる可能性を疑っていた。

そのため全ての物品は実験のために財団の下へ回収され、PoI-3000-1と指定されたカール・フレイザーは財団の拘留下に置かれ、地元警察には必要に応じて記憶処理が施された。

それが全ての過ちだった。

 

SCP-3000-EX – Modified Hospital Beds
by psul
http://www.scp-wiki.net/scp-3000-ex
作成年:2017
翻訳者 C-Dives
http://ja.scp-wiki.net/scp-3000-ex
作成年:2017

SCP-014-JP-EX – 君のその顔が見たくて

こちらの作品は日本支部のExplained作品。

この作品では東京都の路上にて発見された、異世界からの漂着者と考えられていた人間がExplainedであると解明されるまでの顛末が語られます。そしてある人物達の醜悪すぎる思いつきがタイトルの意味とともに明らかとなります。

 

SCP-014-JP-EX – 君のその顔が見たくて
by hannyahara
http://ja.scp-wiki.net/scp-014-jp-ex
作成年:2016
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おわりに

胸糞注意なSCP作品を紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

本記事の内容はクリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承3.0ライセンスに従います。

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