Keterじゃないぞ。心配するな!心配するなってば!!SCP-010-J

SCP紹介&内容整理
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SCPシリーズにはJoke SCPという人を笑わせるために書かれたネタ的なSCPがあります。Joke SCPは通常のSCPとは異なりアイテムナンバーの末尾に-Jが付けられます。

ここではそんなJoke SCPの中から、「SCP-010-J – Keterクラスオブジェクトなんて存在しない。いいね?」by daveyoufool http://ja.scp-wiki.net/scp-010-j を紹介します。

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SCP-010-Jとは?

SCP-010-Jのオブジェクトクラスは「完全に無害なので気にする必要なし」となっています。

あれ?Safeじゃないの?まぁ完全に無害だから大丈夫なんでしょう。

特別収容プロトコルはというと、SCP-010-Jには危険性は全くないので収容プロトコルなんて必要ないし、注意事項も特に存在しない。エリア399でのんびり監視を続けるだけの簡単なお仕事だ。ちなみにエリア399でパニックを起こすことは禁止されていて、違反者は終了処分を食らうぞ。

え?終了処分?完全に無害なのに処分が重すぎるような……。とりあえず続きを見てみます。

 

俺たちはSCP-010-Jがなんなのかも、アレに対してどうすればいいのかもわかっていない。けど確かなのは、アレは誰にとっても完全に無害で、アレについて話し合ったりするのはまるっきり時間の無駄だってことだ。あんたもこんなどうでもいいドキュメントのことなんて忘れて、他の報告書とか読んだほうがいいぜ。いいから言う通りにしろ。

何なのかわかってないし、対処法もわからないけど完全に無害?なんかごまかされている?まぁ説明も見てみましょうか。

SCP-010-Jは、重要でもなんでもない取るに足らないSCPだ。SCP-010-Jが誰かさんの実在反復性を崩壊させて、グチャグチャの原始の泥の塊に変えちまうなんてことは決してない。SCP-010-Jは認識災害性も情報災害性も持っていないし、毒もない。実はな、厳密に言うとSCP-010-Jなんてものは存在さえしていないんだ。

良かった。グチャグチャの原始の泥の塊に変えられた人はいないんだ。しかも認識災害性も情報災害性も持っていないし、毒もない。存在さえしていないのなら安心ですね!

 

SCP-010-Jはブラックホールでできているなんておっかない噂もあるけどな、あんなの真に受けるなよ。その噂がもし本当なら、俺たちはみんなとっくに死んでるはずじゃないか。そうだろ? そうだよな? な、事実じゃないんだよ。だからあれがブラックホールでできていたらどうしようなんて考えるのはやめるんだ。やめろと言ってるだろ!

ブラックホールでできてるわけないですよね。常識で考えて。
あっ、補遺もあるみたいですね。これも読んでみましょう。

補遺: SCP-010-Jと、その蔓の中にあるかもしれないけどない可能性だってある巨大な[データ削除済]に対して恐怖を感じている職員たちがいるので、なんとかして彼らの感情を鎮めてほしいという要請がO5に送られた。当然だよな、SCP-010-Jは全然危なくなんてないし、向こうだって俺たちにそっとしておいてほしいと思ってるんだから。

当然ですね。

で、O5が下した決定は、エリア399の全職員を即刻終了処分とするってものだった。だけど処分の理由はSCP-010-Jとは一切関係ない。多分、なんとなく人を撃ち殺したい気分だったんじゃないかな。

SCP-010-Jとは関係ないですね。まぁ、そういう気分の時もありますよね。

いや、あんたは撃ち殺されたりしないから大丈夫さ、安心しろ。さあ、俺たちみたいになにも心配せずに楽しい毎日を送る生活に戻るんだ。

そうですね!なにも心配することはありませんね!無害なSCPで良かったです。

いや全然よくない!

これヤバイやつじゃん!
エリア399の全職員を即刻終了処分って!!
実在反復性を崩壊させて、グチャグチャの原始の泥の塊にするって!!!
ブラックホールでできていて、その蔓の中には巨大な[データ削除済]があるって!!!!!

そんなやつが完全に無害???

どう見ても認識災害です。

おや?誰か来たようですね……。


http://www.scp-wiki.net/scp-010-j WHAT KETER I DON’T SEE ANY KETER by daveyoufool @2016
http://ja.scp-wiki.net/scp-010-j SCP-010-J – Keterクラスオブジェクトなんて存在しない。いいね? 翻訳者 Red_Selppa 作成年:2016
上記を基にした本記事の内容はクリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承3.0ライセンスに従います。


 

 

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